超高速同期通信を実現する産業用無線LANシステムのモジュール設計

研究責任者: 九州工業大学 尾知 博

Introduction 1/4 <提案システムの優位性>


  我々が提案する産業用無線通信システム(以下,提案システム)では, これまでの産業用ロボットの高速制御通信システムのコントローラ側に無線アクセスポイント(Access Point:AP), ロボット側に無線ステーション(Station:STA) を接続することでシステムの無線化を行う.

図1:提案システムのシステムモデル

無線化による優位性:

① システムの無線化によるメンテナンスコストの削減,設置のし易さの向上

② 既存の産業用無線通信システムよりも高速な制御通信が可能

③ 無線LAN規格IEEE802.11をベースに開発を行うことで,導入コストの削減

④ 無線LAN規格との互換性を保つことで,一般のWLAN端末との通信も可能

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