超高速同期通信を実現する産業用無線LANシステムのモジュール設計

研究責任者: 九州工業大学 尾知 博

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今後の主な予定

2016/12/15 第11回産業システム用無線LAN検討会

プロジェクト目的


  本研究開発では,工業用イーサネットの通信端末の低価格化および循環利用のため,無線LAN端末(以下,産業用無線LAN)を開発設計し,LSI試作およびシステム構築を通して実用化検証を実施し,実際の産業用無線LANのシステム販売の事業化まで目指す. また,本産業用無線LAN方式を,IEEE802.11国際標準化委員会に随時提案し,国際標準化も強力に推進する.
  本研究開発の無線通信方式によりロボット制御が行えるため,電源以外のネットワーク配線を完全に無くすことが可能となり,ロボットの配置変えや,工場移設がコストゼロで容易にできるメリットもある. このため,産業用ロボット製造および工場における使用環境において,COIビジョン3が目指す「個別化・多様化ニーズに応じるための少量生産システムや,使い終わった後は循環利用が可能であるようなシステムの構築が可能」となる. 産業用ロボットは,依然として国際競争力のある日本の工業製品であり,日本経済の持続発展のためにも,本産業用無線LANの研究開発が必要である.

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